エントラストジャパン株式会社(エントラスト)は10月30日、デジタル証明書管理ツールの新版「Entrust Entelligence Security Provider(ETSP) 8.0 for Windows」を発表した。同日から販売を開始する。
ETSP for Windowsは、WindowsクライアントPCに常駐し、デジタル証明書の発行・管理を行うツール。軽量のソフトをインストールするだけで、デジタル証明書の発行(再発行)や有効期限に応じた更新などを、ユーザー自身がウィザードベースで簡単に行えるのが特長。証明書発行フローを自動化することもできるため、従来管理コストが高いとされていたデジタル証明書管理の手間を大幅に削減できるという。ユーザー証明書だけでなく、デバイス証明書の管理に対応、不正PCのネットワーク接続防止などに利用することも可能だ。
新版では、デジタル証明書を利用したファイルの暗号化機能を強化。暗号化を行ったユーザーが、復号可能なユーザーやグループ範囲を選択できるようにした。より柔軟なセキュリティ対策が可能となる。
また、デジタル署名の検証結果を容易に確認できる「セキュリティステータスタブ」機能も実装された。同製品ではファイルへのデジタル署名をチェックすることで、暗号化ファイルの改ざんの有無を調べる機能が搭載されているが、新版ではセキュリティステータスタブ画面から簡単に検証結果が確認できるようになっている。併せて、従来のSHA-1のほかにSHA-256、SHA-382、SHA-512などの新暗号化アルゴリズムをサポートした。
価格は個別見積もり。
■ URL
エントラストジャパン株式会社
http://japan.entrust.com/
ニュースリリース
http://japan.entrust.com/news/2007/1030-1.html
( 川島 弘之 )
2007/10/30 16:39
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