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秘密分散方式のセキュリティ製品「GFI電子割符」新版-軽量・高速化を実現


 グローバルフレンドシップ株式会社(以下、GFI)は11月1日、秘密分散方式セキュリティ製品の新版「GFI電子割符 Neo-V2」を発表した。同日から販売を開始している。

 GFI電子割符は、データを複数のデータ(割り符データ)に分散し、異なる媒体に格納することで情報の秘匿や改ざんを防止する「秘密分散」と呼ばれるセキュリティ技術を採用する製品。すべての割り符がそろわない限りオリジナルデータに復号することができないため、共通鍵暗号のようにパスワードが漏えいし、暗号すべてが一挙に解読されてしまう危険性がないのが特長。

 GFI電子割符では、割り符データの総サイズがオリジナルデータのサイズにほぼ等しくなるように分散される。このため、ほかの秘密分散手法に比べてデータの容量や入出力時間などを低減することが可能という。

 新版では処理速度を向上。旧版と比較して、C++版で約5倍、Java版で約9倍の速度を実現した。また、より軽量となっており、入力データサイズに関係なく1MB程度の少ないメモリ使用量でも動作するようになったとしている。



URL
  グローバルフレンドシップ株式会社
  http://www.gfi.co.jp/

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( 川島 弘之 )
2007/11/02 13:26

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