株式会社HDEは11月20日、ゲートウェイで添付ファイル付きメールを一括暗号化するソフトの新版「HDE Secure Mail 2.5 for ZIP」を発表した。11月30日から販売を開始する。
同製品は、ゲートウェイで添付ファイル付きメールをパスワード付きZIPファイル形式に一括自動変換するソフト。ゲートウェイ上で作動するため、すべての添付ファイル付きメールを漏れなく暗号化できるのが特長。
復号パスワードを、固定か、メールごとにランダム生成するか選択可能で、固定パスワードでは全体で共通のものを使う方法のほか、「送信者ごと」「受信者ごと」「送信者と受信者の組み合わせごと」でも定義できる。一方のランダム生成の場合は、送信者にパスワード通知メールが届く。
新版では、暗号化されたメールとパスワード通知メールのスレッド化機能に対応。スレッド対応のメーラーで受信した際に、同一スレッドに属すると解釈されるようにすることが可能という。また、メールを時間順に並べ替えた際に、パスワード通知メールが先に届いたことにならないよう、暗号化メールよりも後のタイムスタンプを付ける機能も追加された。
固定パスワード、暗号化しないメールアドレス/ドメインの一括登録機能や、管理画面上での検索機能にも対応した。そのほか仮想化環境への対応として、VMware ESX ServerのゲストOS上での動作確認済みとのこと。
価格は利用するユーザー数により異なるが、12月末まではキャンペーン価格として、100ユーザー版で100万円(税別)からで提供する。
■ URL
株式会社HDE
http://www.hde.co.jp/
プレスリリース
http://www.hde.co.jp/press/pressrelease/release.php?rd=200711200
( 川島 弘之 )
2007/11/20 19:06
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