NECソフト株式会社と株式会社野村総合研究所(NRI)は11月29日、コンテンツ保護ソリューションの新版「Webコンテンツプロテクター AE Ver.4.0」「Webブラウザプロテクター AE Ver.4.0」を発表した。2008年1月より販売を開始する。
Webコンテンツプロテクター AEとWebブラウザプロテクター AEは、コンテンツの二次利用を制御して情報流出を防ぐコンテンツ保護基盤ソリューション。情報漏えいの出口をふさぐ従来の手法と異なり、コンテンツそのものの利用を制御する点が特徴という。具体的には、Webコンテンツプロテクター AEを導入することにより、ネット上で配信されるMicrosoft Office文書とPDFファイルの利用を制限できる。またWebブラウザプロテクター AEによって、HTML、JPEG、GIFなどのWebコンテンツそのものを保護可能。保護されたコンテンツは、ダウンロードしたクライアントPC上でしか閲覧できないほか、保存・印刷・画面キャプチャといった操作が制限される。
今回の新版では、ログ取得管理機能の追加が大きな強化点。保護ファイルの参照・印刷・キャプチャなどの操作情報を記録してサーバーへ集約し、集中的な管理を行えるようにした。これにより、企業システムの内部統制で求められるログデータの統合管理や、ファイルに対するセキュリティ攻撃の傾向分析、ファイルが流出した際の経路把握などが可能になるとのこと。
また新版では、Windows Vista、Microsoft Office 2007、Acrobat Reader 8などに新たに対応したほか、Webコンテンツプロテクター AE Ver.4.0では、保護されたファイルがオフライン状態でも参照できるようになった。
■ URL
NECソフト株式会社
http://www.necsoft.com/
株式会社野村総合研究所
http://www.nri.co.jp/
プレスリリース
http://www.necsoft.com/press/2007/071129.html
( 石井 一志 )
2007/11/29 18:00
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