三井情報株式会社(以下、MKI)とF5ネットワークスジャパン株式会社(以下、F5ジャパン)は、NTTドコモのPC向けパケット定額プラン「定額データプラン」を利用するユーザー向けに、SSL-VPNリモートアクセスソリューションを提供すると発表した。SSL-VPNでセキュリティを確保することにより、ユーザー企業はFTPによるファイルの送受信や、社内のさまざまなアプリケーションを制限なく、安全に利用できるようになるため、アプリケーション活用の幅が広がるという。
定額データプランは、2007年10月よりNTTドコモが提供を始めている、FOMAデータ通信専用機種などに向けたプラン。最低料金と上限料金が決まっている、いわゆるキャップ制の料金体系を採用した高速タイプの「定額データプランHIGH-SPEED」、速度が64kbpsに制限される代わりに完全定額の「定額データプラン64K」が提供されており、PCでのインターネット接続を、接続料を気にせずに行うことができる。
このプランでは現在でも、PKIを用いたFOMA向け電子認証サービス「FirstPass」を利用することで、なりすましや改ざんを防止できるが、SSL-VPNを組み合わせることで、さらなるセキュリティの向上が図れるという。具体的には、NTTドコモから取得したユーザー証明書をF5ジャパンのSSL-VPNアプライアンス「FirePass」へ送信することで、クライアント-サーバー間の相互認証が行われ、強固なセキュリティによる認証が行えるとしている。
なお今回のソリューション提供における両社の分担としては、MKIがFirePassをNTTドコモへ販売するほか、システム構築支援、保守対応を担当。またF5ジャパンは案件支援を行うとのこと。
■ URL
三井情報株式会社
http://www.mki.co.jp/
F5ネットワークスジャパン株式会社
http://www.f5networks.co.jp/
ニュースリリース
http://www.mki.co.jp/service_news/service_news_2008/080108_01.html
( 石井 一志 )
2008/01/08 16:27
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