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CS4024Xシリーズ(上)。下は従来製品のCS4048X
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日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は1月29日、米ConSentry Networks(以下、ConSentry)のセキュリティスイッチ「LANShieldスイッチ CS4024Xシリーズ」を発表した。同日より販売を開始する。
ConSentryでは、ネットワークへ透過的に設置できるインライン型のセキュリティアプライアンス「LANShield」製品群を提供している。同シリーズは通常、コアスイッチとエッジスイッチの中間、または重要なサーバーの直前に配置し、そこを通過するトラフィックを検査。セキュリティポリシーに違反する通信をアプリケーションレベルまでの広範囲でチェックし、リアルタイムでの可視化・制御を可能にしてきた。具体的には、ユーザーIDとIPアドレス、MACアドレスといった各種情報を結びつけ統一的に運用することで、ユーザー個々の行動を可視化できるようにしており、どのユーザーがどのアプリケーションで何をしたか、などの詳細な情報を管理者に提供できるほか、振る舞いベースのマルウェア検知機能も備えている。
2006年12月には、その可視化をネットワークエッジの部分にまで拡大する目的で、「LANShieldスイッチ CS4048Xシリーズ」をリリース。48基のGigabit Ethernetポートを持つエッジスイッチと、LANShieldアプライアンスの機能を兼ね備えた製品の提供によって、ネットワークの末端部分でやり取りされる通信であっても、きっちりと可視化できるようにした。
今回提供されるCS4024XシリーズはCS4048Xの小型版で、Gigabit Ethernetポート搭載数が従来よりも少ない製品の提供によって、拠点・部門単位でもセキュアスイッチを導入しやすくしている。なお、従来通りのActive DirectoryやRADIUSサーバーとの連携機能もサポートしているため、管理者はアクセスポリシーを柔軟に設定を行え、複雑なVLANやACL設定の変更作業をしなくとも運用可能とのこと。
ラインアップには、ベーシックな「CS4024X」と、PoE対応版の「CS4024X PoE」が用意された。いずれも、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポートを24基備え、うち2ポート分はSFPとのコンボポートになっている。最大同時ユーザー数は100、セキュアスループットは10Gbps。価格はCS4024Xが164万円(税別)、CS4024X PoEが185万円(同)。
なお日商エレではこの製品の発売を記念して、「一部門からはじめる簡単LANセキュリティパック」キャンペーンを開始することも発表した。同キャンペーンでは、CS4024Xを1台と、LANShield向けレポーティング製品「ConSentry Insight SW」一式、ポリシー作成・設置調整サービスなどをセットにして、通常の約6割引きにあたる198万円(税別)で提供する。期間は1月29日から3月20日まで。
■ URL
日商エレクトロニクス株式会社
http://www.nissho-ele.co.jp/
プレスリリース
http://www.nissho-ele.co.jp/press/goods/2007/0801_consentry.html
( 石井 一志 )
2008/01/29 11:49
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