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dit、セキュリティ脅威を統合的に発見・判断・防御する「Sourcefire 3D System」


 株式会社ディアイティ(以下、dit)は2月21日、米Sourcefireが開発したセキュリティ脅威の検知/防御システム「Sourcefire 3D System(以下、3D System)」を、2月から販売すると発表した。

 3D Systemは、ネットワークを監視し、組織内外のさまざまなセキュリティ脅威を発見(Discover)、判断(Determine)、防御(Defend)する統合型セキュリティアプライアンス。一貫したポリシーにより、リスク管理の効率アップを図ることが可能という。

 主なコンポーネントは3つ。

 1つ目が、ハードウェアとして提供され、IDS/IPSとして機能する「Sourcefire 3D Sensor(以下、3D Sensor)」。検索エンジンにはSnortを使用しており、脅威に対して警告やブロッキング、検疫といった対処が可能なほか、ポリシー策定も容易という。2つ目が、ハードウェアとして提供され、Sourcefire 3D Systemの中核となり、複数のIPSを集中管理することができる「Sourcefire Defense Center(以下、Defense Center)」。3つ目がソフトウェアとして提供され、3D Sensor上でネットワークをリアルタイムに監視してクライアントの状況を可視化する「Sourcefire RNA(以下、RNA)」。リアルタイムの情報と脆弱性データベースを併用することで、ネットワークに“いま”存在している脆弱性を把握することが可能という。

 価格は、3D Sensorが132万円(税別)から、Defense Centerが340万円(同)から。RNAには別途ライセンス費用が必要。金融機関、政府機関、大学ならびに一般企業を対象に、ditでは初年度2億円の売り上げをめざす。



URL
  株式会社ディアイティ
  http://www.dit.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.dit.co.jp/news/news2008/2008_0221.html


( 川島 弘之 )
2008/02/21 16:43

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