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CSK Winとセンドメール、メール誤送信防止ソリューション「PlayBackMail」


 株式会社CSK Winテクノロジ(以下、CSK Win)は2月27日、センドメール株式会社のメールサーバー製品を活用した電子メール誤送信防止ソリューション「PlayBackMail」を発表した。4月より販売を開始する。

 PlayBackMailは、メールの誤送信を防止するソリューション。あて先の間違いや不特定多数のアドレスをCCヘッダに入れてしまうといったミスを防止することが可能。センドメールの技術協力の下、既存のメールシステムに追加導入が可能なシステムとして開発され、ミスを防ぐ主な機能としては、1)送信保留機能、2)メール添付ファイル自動暗号化機能、3)大量TO/CCヘッダ削除機能を備える。

 1)では、送信メールを隔離領域に一時保留し、一定時間経過後に自動的に配信するというアプローチを採用。自動配信前に誤送信に気づいた場合、送信者はWebインターフェイスから隔離領域にアクセスし、自らメールを削除することができる。

 2)では、送信メールの添付ファイルを自動的に暗号化ZIPファイルに変換。復号パスワードは送信者にのみ通知されるので、送信者がもう一度あて先を確認し、間違いがなければパスワードを送付するという段階を踏むことで、添付ファイルからの情報漏えいを防止できる。

 3)では、送信メール中に一定数以上のあて先アドレスが含まれていた場合に、TO/CCヘッダを削除・加工する。ダイレクトメール送信時に発生しがちなヘッダからのアドレス情報漏えいを防止できる。

 プラットフォームとしては、Windows/Linuxに対応。Windowsの場合、「Sendmail Advanced Message Server 1.3J Windows」「Sendmail Mailstream Manager 2J Windows」「Sendmail Single Switch 3.1J Windows」「PlayBackMailモジュール」の4種類のソフトから構成される。

 なおミスを防止する各機能の条件は、Sendmail Mailstream Managerのフィルタリングによりきめ細かに設定できるとのこと。

 価格は80万円から。CSK Winでは年間100社への導入をめざす。



URL
  株式会社CSK Winテクノロジ
  http://www.cskwin.com/
  センドメール株式会社
  http://www.sendmail.co.jp/
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.cskwin.com/release/PlayBackMail_20080227.pdf


( 川島 弘之 )
2008/02/27 17:31

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