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ノキア、マルチコアCPU搭載のセキュリティプラットフォーム2製品


Nokia IP2450
 ノキア・ジャパン株式会社(以下、ノキア)は3月4日、セキュリティソリューション提供用のハードウェアプラットフォーム「Nokia IP2450」「同 IP690」と、IP690のセキュリティ審査処理を加速化する「ADP(Accelerated Data Path)サービスモジュール for Nokia IP690」を、発表した。

 ノキアでは、チェック・ポイントのセキュリティソフトを稼働させるためのハードウェアプラットフォームを提供しているが、今回発表されたIP2450とIP690はその新モデル。このうちIP2450は、10Gbpsクラスのスループット要件にも対応可能なハイエンド製品で、2Uラックサイズの筐体にクアッドコアCPUを2基搭載でき、省スペース性と優れたコストパフォーマンスを両立させているという。今後は、チェック・ポイントのCoreXL技術にも対応予定で、同一プラットフォーム上での複数セキュリティアプリケーションの分散稼働に対応するとのこと。

 またIP690は、デュアルコアCPUを1基搭載し、多様なトラフィックが混在する実際のネットワーク環境で、優れたパフォーマンスを発揮できるように設計されているという。筐体は1Uサイズで、7Gbpsのファイアウォールスループットを提供可能。また、同時に発売されるADPサービスモジュールの追加で、9Gbpsへのファイアウォールスループット拡張を行えるほか、高度なアプリケーションレベルでのセキュリティチェックを、高速に行えるようになるとしている。なおこちらも、今後CoreXL技術に対応する予定で、IP2450に対してのADPモジュール提供も計画されている。

 参考価格は、IP2450が1247万4000円、IP690が617万4000円で、いずれも、チェック・ポイントのアプリケーションライセンスが別途必要になる。



URL
  ノキア・ジャパン株式会社
  http://www.nokia.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nokia.co.jp/about/release_080304.shtml


( 石井 一志 )
2008/03/04 14:30

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