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NECソフト、RFIDを活用した資産持ち出し管理システム「RFIDPassChecker」


 NECソフト株式会社と日本電気株式会社(以下、NEC)は3月5日、RFIDを活用した資産持ち出し管理システム「RFIDPassChecker」を発表した。4月1日から販売を開始する。

 RFIDPassCheckerは、あらかじめ資産情報を記録したRFIDを活用し、移動した“モノ”の所在状況をリアルタイムに管理することで、資産管理の効率を向上するシステム。「いつ」「誰が」「何を」持ち出したかをデータベースで一元管理できるため、棚卸しや業務で必要な際、対象資産の所在や利用・返却状況を瞬時に把握することが可能という。また、資産の利用頻度を分析できるため、余剰資産の削減にも役立てられる。

 事前に持ち出し許可された“モノ”がRFIDゲートを通過した際、貼り付けられたRFIDタグから情報を読み取ることで、持ち出し・持ち込みが許可された資産か否かを自動的にチェックし、通過時の時刻や“モノ”に関するログを取得することで資産の所在履歴を一元管理する。ゲートで万が一、持ち出しが許可されていない資産が検知された場合は、関係者にメール通知するとともに、パトランプを点灯して警告を行うことができる。

 同システムにはNECのミドルウェア「WebOTX RFID Manager」を使用し、RFID国際標準「EPCglobal」に準拠したマルチデバイスに対応するという。

 価格は、パッケージ本体1セットで100万円(税別)から。NECソフトとNECでは、関連機器およびSI・保守を含め、初年度に10億円の売り上げを見込む。



URL
  NECソフト株式会社
  http://www.necsoft.com/
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.necsoft.com/press/2008/080305.html


( 川島 弘之 )
2008/03/05 12:22

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