米SonicWALLは3月10日、ファイアウォール「SonicWALL PRO」シリーズのファームウェア新版「SonicOS 4.0 Enhanced日本語版」を発表した。保守契約に加入している既存のSonicOS Enhancedユーザーは、同日よりWebサイト上から無償でダウンロードできる。
新版では、「アプリケーション・ファイアウォール機能」を実現。インバウンド・アウトバウンドのコンテンツ管理、アプリケーションごとのアクセス制御、「ディープパケットインスペクション」による帯域管理、デジタル著作権管理などの機能により、アプリケーション層でのきめ細かいアクセス制御が可能という。加えてインバウンドの負荷分散として、Round Robin/Random Distribution/Sticky IP/Block Remap/Symmetrical Remapの負荷分散アルゴリズムをサポートしている。
また「ステートフル・フェイルオーバー」にも対応。同機能を有効にすることで、冗長化構成の際にメイン機とセカンダリ機を能動的に同期させることが可能になる。
そのほかシングルサインオン機能も搭載した。
SonicWALLでは、これらの拡張機能により、さらに強固なUTM(統合脅威管理)保護を提供するとしている。なお同ファームウェアは、世界中の最新シグネチャを網羅したデータベースによる動的アップデートに対応しているとのこと。
■ URL
SonicWALL(日本語サイト)
http://www.sonicwall.com/japan/
( 川島 弘之 )
2008/03/10 16:36
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