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日立ビジネス、情報漏えい防止製品「モバイル割符2.0」のラインアップ拡充


 日立ビジネスソリューション株式会社(以下、日立ビジネス)は4月22日、セキュアデータソリューション「モバイル割符2.0」シリーズに、「モバイル割符2.0 Folder Security」「モバイル割符2.0 ED File Security」を追加すると発表した。5月9日より販売を開始する。

 モバイル割符は、秘密分散法を利用したセキュリティソリューション。データファイル自体を暗号化する従来の方法と違い、モバイル割符ではデータを分割して別々の媒体に保管し、すべてのデータが揃わないと元のデータに復元できないのが特長。PC上のデータ保護やデータ持ち出し時の情報漏えい防止を主な利用目的とするベーシックモデルと、データ配布での情報漏えい防止のための配布用割符機能を追加したデリバリーモデルの2つが用意されている。

 モバイル割符2.0では、従来必須であった専用USBメモリを不要として、任意の媒体を利用できるように改善。これにより、割符の保存先をPCとUSBメモリとしたり、PCのみにするなどの使い方が可能になった。また、デリバリーモデルでは、配布用割符機能を利用することで、データ配布時の割符作成に対応。これを利用することで、手作業で作成した割符をメール送信時にそのまま作成できるようになった。そのほか、割符の1つが紛失しても復元できるようバックアップ機能が追加されている。

 今回発表されたモバイル割符2.0 Folder Securityはベーシックモデルの製品で、ファイル・フォルダ単位での割符化/復元に対応。一方のモバイル割符2.0 ED File Securityはデリバリーモデルの製品で、ファイル単位での割符化/復元、配布用割符の作成に対応している。

 対応OSは、Windows XP SP2以上およびWindows Vista Business。価格は、モバイル割符2.0 Folder Securityが4万6200円(5ライセンス)、モバイル割符2.0 ED File Securityが4万6200円(5ライセンス)。両製品とも、ライセンスとは別にメディアCD(6300円)を購入する必要がある。



URL
  日立ビジネスソリューション株式会社
  http://hitachi-business.com/
  ニュースリリース(PDF)
  http://hitachi-business.com/news/pdf/080422.pdf

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( 福浦 一広 )
2008/04/22 15:24

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