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NECとNECソフト、暗号化PDF送信機能を備えたメール暗号化システム


 日本電気株式会社(以下、NEC)とNECソフト株式会社は5月8日、2007年5月から販売しているメール自動暗号化システムのセキュリティ機能を強化し、同日より販売開始すると発表した。

 このシステムは、キヤノンITソリューションズのメールフィルタリング製品「GUARDIANWALL」と、日本PGPのメール暗号化製品「PGP Universal」、NECのx86サーバー「Express5800シリーズ」を組み合わせたもの。個人情報や機密情報を含む可能性があるメールを識別して、該当するメールを送出前に自動暗号化することができる。

 今回の機能強化では、新たに「PDF Messenger」機能が追加され、メール本文と添付ファイル全体をPDF形式で自動暗号化できるようになった。この機能では、復号時に用いるパスワードを受信側が設定できるため、発信者からのパスワード伝達を行わなくとも、安全に暗号化メールの受信と復号を行えるという。

 メール自動暗号化システムの価格は、サーバーハードウェアを含めて500万円(税別)から。NECとNECソフトでは、関連製品の展開により、今後3年間に40億円の販売を見込む。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  NECソフト株式会社
  http://www.necsoft.com/
  プレスリリース
  http://www.necsoft.com/press/2008/080508.html

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( 石井 一志 )
2008/05/08 17:12

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