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ネットワーク機器とデータベースの管理者IDを統合管理する「ACTCenter」


 エヌ・ティ・ティ・ソフトウェア株式会社(以下、NTTソフト)は5月15日、ID管理ソリューションの新版「ACTCenter」を発表した。同日から販売を開始する。

 ACTCenterは、各種ネットワーク機器の管理者用パスワード情報(以下、Adminパスワード)と、データベースのAdminパスワードを一元管理できるID管理システム。

 企業内に多数設置されるネットワーク機器では、定期的にAdminパスワードを更新する作業負荷が大きく、長期間変更されずに運用されるケースが多い。またデータベースのAdminパスワードにおいても、システム開発時のパスワードがそのまま放置されていることが多々あるという。

 こうした問題を解決するため、新版では新たに4機能を搭載した。

 1つ目が、ネットワーク機器のAdminパスワード管理機能。パスワードの定期スケジュール変更など、手間のかかる作業を自動化することができる。2つ目が、データベースのAdminパスワード管理機能。IDの不正利用を防止できるようになるため、データベース内の重要データを安全に保管できる。3つ目が、ヘルスチェック機能。ACTCenterの動作確認を行い、異常時にはその内容を管理者へメールで通知することが可能になる。4つ目が、ワークフロー機能連携。ワークフローシステムと連携して、IDの利用申請から作成、払い出しまでを自動化する。また、保守作業の申請内容と作業実績の差分監査が容易に可能になるという。

 なお、新版のリリースに併せて、シングルサインオン認証システム「CSLGuard」の新版も販売を開始する。ACTCenterとの連携により、操作性をより向上させた利用方法が可能になるとのこと。

 NTTソフトでは、SIも含め今後3年間で30億円の売り上げをめざす。



URL
  エヌ・ティ・ティ・ソフトウェア株式会社
  http://www.ntts.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.ntts.co.jp/whatsnew/2008/080515.html


( 川島 弘之 )
2008/05/15 17:54

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