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網屋、中小企業向けにフィルタ12層のスパム対策アプライアンスを販売へ


SPAM WATCHER
 株式会社網屋は5月20日、韓国Terrace Technologies製の迷惑メール(スパム)対策アプライアンス「SPAM WATCHER」を販売開始すると発表した。メールアカウント数が100~1万の中小規模企業向けに提供する。

 SPAM WATCHERは、独自開発のMTA(メール配送)機能に加え、URLフィルタ、人工知能アルゴリズムなど手法の異なる12段階のフィルタを搭載した迷惑メール対策アプライアンス。導入後はすべての設定・操作をWeb管理画面から行えるため、専任のエンジニアが不在の中小企業でも簡単に運用できるとしている。

 12段階のフィルタのうち、5つは、スパム送信IPアドレスを自動探知する独自の「Dynamic IP blocking機能」などのIP/SMTPセッションフィルタ。7つは、露Doctor Webのアンチウイルスフィルタを初めとした学習フィルタなどのメッセージ解析フィルタを搭載している。言語やメールの中身に依存しないメール分析・検討が可能で、検知率は99%以上、誤検知率は0.001%以下とのこと。

 迷惑メールは、ユーザーごとに隔離フォルダに保存。24時間ごとにメールにて個々のユーザーへ状況が通知され、ユーザーはWeb画面からログインし、隔離されたメールを確認したり、自分専用のルールを設定したりできるという。

 動作モードとしては、プロキシモードのほか、ブリッジモードにも対応。既存のメールサーバーの前に導入するだけで、DNSレコードの設定を変更することなく、全メールのフィルタリングが可能になる。

 ラインアップは、対象アカウント数に応じて処理性能・隔離容量の異なる4種類。100アカウント規模に適したエントリーモデル「SPAM WATCHER 100」、500アカウント規模に適した「同 200」、1000アカウント規模に適した「同 300」、1万アカウント規模に対応した「同 500」を用意した。

 価格例は、SPAM WATCHER 100が84万円。



URL
  株式会社網屋
  http://www.amiya.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.amiya.co.jp/press/detail/20080520_01.html


( 川島 弘之 )
2008/05/20 17:44

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