エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は5月20日、PCによるリモートアクセスで多要素認証を実現する「モバイルコネクト 機体認証サービス」を発表した。リモートアクセスサービス「モバイルコネクト」のオプションとして、同日から提供を開始する。
同サービスでは、PCによるリモートアクセス時に、事前に登録した機体情報と実際にアクセスしてきた端末の機体情報を照合することで認証を実施。これとNTT Com独自のユーザー認証方式「MCOP認証」や固定パスワードによる「BASIC認証」と組み合わせることで、多要素認証を実現する。
機体情報は複数を事前登録することができるが、例えば、MACアドレスを登録して運用すれば、ユーザーの使いやすさは従来のままセキュリティを高めることができるという。
NTT Comがワンストップで提供するサービスであるため、システムを個別に構築する場合に比べて、短期間かつ低価格で導入できるのも特長とのこと。
モバイルコネクト 機体認証サービスの利用料は、1000IDで35万7000円/月から。このほか「モバイルコネクト 基本使用料」や「モバイルコネクト SSL-VPNアクセス利用料」などが別途必要。
NTT Comでは今後、人体の特徴を利用する「生体認証」、アクセスの危険度に応じて認証を変える「リスクベース認証」、公開鍵暗号を利用した「PKI認証」、回線ごとの識別情報による「回線認証」など、認証方式の選択肢を拡充。併せて、「検疫機能」も提供する予定としている。
■ URL
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
http://www.ntt.com/
ニュースリリース
http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20080520.html
( 川島 弘之 )
2008/05/20 18:43
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