Enterprise Watch
最新ニュース

日常業務にも使える災害時安否確認サービス「多守Plus」


 キー・ポイント株式会社は6月25日、災害時安否確認システム「多守(おおもり)」をリニューアルし、日常業務にも情報伝達ツールの用途で活用できる「多守Plus」として提供を開始する。

 多守は、災害時の初動対応である従業員の安否確認に特化したシステム。昨今、自然災害に直面しても早期に事業を復旧させるBCP(事業継続管理)が重要視されているが、安否確認のためだけに高額な費用を払うのは難しいというユーザーの声が多いという。そこで災害時だけでなく日常も活用できるよう機能拡張したのが、今回の多守Plus。

 多守Plusでは、携帯電話メールとWebを利用して災害時の安否確認が行える。従業員のプライベート携帯電話へ一斉メール送信することができ、受け取った側は、携帯電話での文字入力など煩雑な操作なしでスムーズに自分の状況を伝えられる。そうして収集された従業員の安否情報は、PCもしくは携帯電話から確認可能で、状況や氏名での絞り込みにも対応する。なお、プライベート携帯電話のメールアドレスは管理者側に知られることなくシステムに登録することが可能という。

 平常時でも利用することが可能で、その場合は、携帯電話に受信したメールから、自分の意思などを担当者に伝えるためのツールとして活用できる。日ごろから操作に慣れることで、万が一の災害時にもスムーズに操作できるように配慮したシステムとしている。なお、災害時にも安定的に動作するよう、多守Plusのサーバーは震度7クラスにも耐えるという免震構造のデータセンターに設置され、24時間365日のリモート監視下で運用される。

 価格例は、100名で初期費用1万円(税別)、月額費用1万円(同)。



URL
  キー・ポイント株式会社
  http://www.key-p.com/
  多守Plus紹介ページ
  http://www.key-p.com/omori/


( 川島 弘之 )
2008/06/25 16:54

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.