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プルーフポイント、メール添付ファイルをセキュアに送信するアプライアンス |
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大容量ファイルも安全に受け渡し可能
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Proofpoint Secure File Transferは、メールの添付ファイルを安全にやりとりするための製品。エンドユーザーが送信メールにファイルを添付した場合、容量など一定の条件に従ってメールから切り離し、Proofpoint Secure File Transferのアプライアンス内へ保存。受信者にはメール本文と添付ファイル保管場所のリンクが送られるので、そのリンクをクリックしてファイルをダウンロードすることになる。 セキュリティ機能としては、あて先・ユーザー認証機能も備えるほか、送信者はメール送信後、いつでもProofpoint Secure File Transferへ格納されたファイルの削除を行えるので、万一誤送信してしまった場合でも意図しない相手にファイルがわたるのを防げるという。また、Proofpoint Secure File Transferでは、「誰が」「いつ」「何のファイルを」ダウンロードしたかを記録できることから、監査対応も可能。ダウンロードにはHTTPSを利用し、安全なファイルの受け渡しを実現する。さらにF-Secureのエンジンを利用したウイルスチェック機能も備えている。 ファイルの受け渡しは2通りの手段で行える。1つはOutlookのプラグインを利用する方式で、一度プラグインをインストールしてしまえば、管理者が決めたルールに従って自動的に添付ファイルが切り離され、エンドユーザーはまったく意識せずにこのソリューションを利用可能。もう1つはWebブラウザを利用する方式で、Webブラウザを介してProofpoint Secure File Transferへファイルをアップロードし、別途本文をメールすることになる。Outlook以外のメーラーでは後者しか利用できず、利便性という面では問題があるものの、プルーフポイントではユーザーのニーズを調査し、メーラーの対応を増やすことを検討中という。また同社の基幹製品「Messaging Security Gateway」との連携による自動化も予定しており、こうした取り組みでユーザーの利便性を向上させる意向だ。 アプライアンス版のラインアップは、「F320」「F640」「F845M」の3種類用意され、F320は9月から、ほかの2製品は7月から提供される予定。エントリー向けのF320は、146GB（論理容量）のHDDを搭載し、最大100ユーザー程度までの環境に対応できるという。価格はオープンだが、F320で100万円前後になるのではないかとのこと。 なおプルーフポイントでは、「これまで、国内ではスパム（迷惑メール）対策などインバウンド関連のビジネスが多かった」（代表取締役社長の仁平則行氏）というが、米国では情報漏えい対策など、アウトバウンド関連の製品を合わせたビジネスが主流になっているとのこと。仁平氏は、国内でもインバウンド・アウトバウンド両面での展開を進めたい考えで、そのための第一歩として、Proofpoint Secure File Transferに期待する。 「ファイルの受け渡しは、FTPや似た既存サービスもあり、すべてのユーザーがProofpoint Secure File Transferを必要とするわけではないが、コンプライアンス面などから、必ず必要になるお客様はいるだろう。また、ギガバイトクラスの大容量ファイルを受け渡したいというニーズもあり、メールであればFTPのように登録作業もなく、手軽に利用できる。技術文書を共有する企業、Web系、デザイン系など、こうした大容量ファイルの送受信ニーズが高い企業にも販売したい」（仁平氏）。 ■ ＵＲＬ 日本プルーフポイント株式会社 http://www.proofpoint.com/jp/
（ 石井 一志 ）
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