エントラストジャパン株式会社(以下、エントラスト)は6月30日、企業向けのセキュリティサービスを拡充すると発表した。従来、個別に提供していたセキュリティ対策の導入検討、設計、実装などにかかわる支援サービスをメニュー化し、「エントラスト サービス&サポート」として7月1日より提供する。
エントラストでは2007年10月から、顧客のデジタルIDと情報を守るため、一般消費者・企業・政府官公庁の3つのターゲットに対して、多階層防御によって包括的にセキュリティ対策を実現する「レイヤードセキュリティ戦略」を打ち出している。今回のサービス強化は、このコンセプトをサービスの観点からさらに推進するものとしている。
統合セキュリティベンダーの強みを生かすほか、PKI・シングルサインオン・認証・不正行為の検出・メールセキュリティといったエントラストの製品を活用。ソリューションの導入検討・設計・実装・運用・保守・改善・強化のすべての段階において、一貫した総合サービスを提供するという。
新たに追加されるメニューは、製品知識の習得支援、製品に関する問い合わせ対応などのほか、製品に関する拡張的な支援として「設計支援(要件定義、技術設計、実装計画など)」「技術支援(製品セットアップ、ツールキット支援、運用移行など)」「拡張保守(出張サポートなど)」「診断・アップグレード(パフォーマンス診断、アップグレード、カスタム機能追加など)」、管理面の支援として「プロジェクト管理(プロジェクト計画、プロジェクト進行管理など)」もサポートする。
メニュー化したことで、ニーズにあわせて必要なサポートを選択できるのがメリットとしている。
■ URL
エントラストジャパン株式会社
http://japan.entrust.com/
ニュースリリース
http://japan.entrust.com/news/2008/0630.html
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( 川島 弘之 )
2008/06/30 18:38
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