日本電気株式会社(NEC)およびNECソフト株式会社は7月2日、検疫ネットワーク構築ソフトウェアの新版「InfoCage PC検疫 V2.0」を発表した。同日より販売を開始する。
InfoCage PC検疫は、企業のセキュリティポリシーを満たさないPCを社内ネットワークから隔離するソフトウェア。新版では、ネットワーク構成やセキュリティ状況を自動診断する機能の強化、管理サーバーの二重化対応といった改善を行ったほか、検疫を実際に行うまでの猶予期間設定を可能にするなど、ユーザー環境へより柔軟に対応できるようにした。
また、マルチレイヤスイッチ「UNIVERGE IP8800シリーズ」との連携で、シンクライアント環境での不正接続防止に対応。許可されたクライアント端末のみを接続できるようにしたり、無許可で接続しようとする端末のネットワーク接続を遮断したり、といった制限を行えるようにしている。
さらに、F5ネットワークスジャパンのSSL-VPNアプライアンス「FirePass」との連携機能も新たにサポートした。リモートアクセスしてくるPCに対しては、FirePassが持つエンドポイントセキュリティチェック機能を利用して、セキュリティ要件を満たしているかどうかを自動識別し、InfoCage検疫ネットワークへ隔離・治癒を行うまでの一貫したプロセスを提供できるとのこと。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
NECソフト株式会社
http://www.necsoft.com/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0807/0201.html
( 石井 一志 )
2008/07/02 13:46
|