マイクロソフト株式会社は7月4日、9日に公開を予定している月例のセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)の概要を公表した。7月は4件の修正パッチを公開予定で、脆弱性の最大深刻度は4件とも4段階で2番目に高い“重要”とされている。
4件の修正パッチの内訳は、Windows製品に関するものが2件、サーバー製品に関するものが2件(SQL ServerとExchange Serverの各1件)となっている。
Windows関連のうち1件は、リモートでコードが実行される危険があり、Windows VistaおよびWindows Server 2008に影響があるとされている。もう1件は、なりすましの危険があり、Windows XP/2000およびWindows Server 2008/2003に影響があるという。
サーバー製品関連の2件は、いずれも特権の昇格の危険があるとされている。影響を受けるソフトウェアは、SQL Server関連がSQL Server 2005/2000/7.0など、Exchange Server関連がExchange Server 2007/2003。
このほか、9日には、セキュリティ以外の優先度の高い更新プログラムや、悪意のあるソフトウェアの削除ツールの更新バージョンも公開される予定となっている。
■ URL
マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan/
マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知 2008年7月
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms08-jul.mspx
( 三柳 英樹 )
2008/07/04 15:01
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