株式会社ノースグリッドは7月17日、メールセキュリティソフトウェア「Mail Proxyオプション」を発表した。同社のオンラインストレージ構築ソフトウェア「Proself Enterprise Edition」のオプションとして提供される。
Proselfは、インターネット環境を通じてファイルの出し入れを行える、オンラインストレージを構築するためのソフトウェア。今回提供されるMail Proxyオプションは、このProselfの上位版である同 Enterprise Editionとメールシステムを連携させて、添付ファイルの安全な受け渡しを実現させるためのオプションである。
具体的には、メールにファイルを添付して送信すると、あらかじめ設定した条件に従って自動的にProselfへアップロードされ、あわせてパスワードが自動設定される。その後、このパスワードがメール送信者へ送られるので、送信者自身が送り先へパスワードを伝えて初めて、添付ファイルを受け取れる仕組み。ノースグリッドでは、このソフトウェアを利用することで、メールの誤送信や添付ファイルの盗み見を防げるほか、大きな添付ファイルであっても受け渡しが可能になるとしている。
想定販売価格は30万円程度。動作確認済みの環境は、メールサーバー側がSendmail 8.13、Postfix 2.3、qmail 1.03で、クライアント側がOutlook 2002、Outlook Express 6、Becky! 2.4。
■ URL
株式会社ノースグリッド
http://www.northgrid.co.jp/
製品情報
http://www.proself.jp/option.html
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( 石井 一志 )
2008/07/17 15:06
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