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1つのUSBデバイスで2つのモードを利用可能なシンクライアントソリューション |
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沖コンサルティングソリューションズ株式会社は7月22日、USBデバイスを利用してPCをシンクライアント化するソリューション「Safario」を販売開始すると発表した。実際にPCへ挿すUSBデバイスと、シンクライアント化したPCからの通信を受けるゲートウェイなどから構成されている。 Safarioは、PCをシンクライアント化するUSBデバイスを中心に提供されるソリューション。特徴は「ブートモード」と「バーチャルモード」の2つのモードを1つのUSBデバイスに搭載した点で、どちらのモードでもWindows環境のOSやアプリケーションから切り離されたLinuxベースで環境が稼働するため、高いセキュリティが確保できるという。 このうちブートモードは、Windows環境を起動せずにシンクライアント環境を起動するモード。PCのUSBポートにSafarioを挿して電源を入れると、シンクライアント環境が立ち上がってくる。一方のバーチャルモードは、Windows環境とシンクライアント環境を切り替えて利用するためのモードである。いずれのモードでも、Windowsエリアからはアクセスできない秘匿エリア（約100MB）を搭載。このエリアへのファイルダウンロードは、許容されたサーバーからのみ行え、格納したデータの外部へのファイルコピーは禁止されるので、情報の持ち出しを可能にする利便性と、情報漏えい防止の、双方のニーズに対応できるという。 Safarioのゲートウェイとシンクライアントの接続はSSH-VPNを用いており、接続時のデバイス認証やPINによる所有者認証、SecurIDによる認証などによってセキュリティを確保可能。管理機能も備え、認証情報を含めた利用者情報の管理や、各種設定の確認・変更などを簡単に行えるとのこと。またUSBデバイス自身の堅牢性も強化されており、落下や破壊に耐える三重構造、防水構造を採用しているほか、USBコネクタ部分も、一般製品と比べて約3倍の回数の抜き挿しに耐えられるとした。 価格は、50クライアントの最小構成で125万円（税別）から。8月1日より出荷を開始する予定で、沖コンサルティングソリューションズでは、3年間で100システムの販売を目標としている。 ■ ＵＲＬ 沖コンサルティングソリューションズ株式会社 http://www.okiconsulting.com/ 製品情報 http://www.okiconsulting.com/solutions/so_saf210.html
（ 石井 一志 ）
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