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バラクーダ、平文通信のSSL暗号化代行機能も備えたWAF新モデル


 バラクーダネットワークスジャパン株式会社(バラクーダ)は7月31日、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)の新製品となる「Barracuda Web Site Firewall(以下、Web Site Firewall)」の国内販売を開始すると発表した。同製品は2007年9月に米Barracudaが買収したNetContinuum製WAFの特長を継承したもの。8月1日から販売を開始する。

 Web Site Firewallは、外部の攻撃からWebサイトを保護するWAF製品。Webサーバーへのインバウンド・アウトバウンド双方のトラフィックを中継することで、Webアプリケーションの脆弱性を突いて行われる攻撃からWebサイトを保護する。クロスサイトスクリプティング、SQLインジェクション、バッファオーバーフローなどの攻撃を防げるので、Webサイトが改ざんされたり、サーバーダウンされたりする危険性を回避できる。

 アウトバウンドのトラフィックも監視するため、社内から重要な情報が流出するのを防ぐことも可能。アプリケーションやサーバーがSSL暗号化できない場合に、代わりに暗号化する機能も備える。そのほか、ロールベース管理機能によるシステムへのアクセス制限などが可能。

 ポリシー定義やセキュリティ、攻撃定義の各ファイルを自動的にアップデートしてくれる。さらに「Barracuda Spam Firewall」や「Barracuda Web Filter」など、ほかのバラクーダ製品と共通のユーザーインターフェイスと管理画面を備えるため、運用面での負荷を低減することが可能。

 SSLオフロード、ハードウェアベースのSSLアクセラレーション、負荷分散など、パフォーマンスを向上させるための機能を備えるのも特長だ。

 ラインアップは、「Model 360/460/660」の3種類。Model 360は、1台で保護できるサーバーの数が1~5台で、価格が197万円(税別)。Model 460は、保護サーバー数が5~10台で、価格が433万5000円(同)。Model 660は、保護サーバー数が10~25台で、価格が719万5000円(同)。

 なお、SSLアクセラレーションはModel 660のみ、負荷分散はModel 460/660のみの機能となる。



URL
  バラクーダネットワークスジャパン株式会社
  http://www.barracudanetworks.com/ns/index.php?L=jp

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( 川島 弘之 )
2008/07/31 12:47

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