ウティマコ セーフウェア株式会社(以下、ウティマコ)は8月20日、統合型セキュリティ製品スイートの新版「SafeGuard Enterprise 5.30」を発表した。同日より販売を開始する。
SafeGuard Enterpriseは、セキュリティポリシーの集中管理を行う「Management Center」を核に、各モジュールで構成される統合型データセキュリティ・ソリューション。HDDを透過的に暗号化する「SafeGuard Device Encryption」、企業内外でのデータ交換をセキュアに実現する「SafeGuard Data Exchange」などのほかに、新版では新モジュールとして、「SafeGuard Configuration Protection」が追加された。
SafeGuard Configuration Protectionでは、エンドポイントのポートとデバイスを制御することが可能。未承認のUSBメモリなどのリムーバブルメディアの接続や、USB/PCMCIA/IEEE 1394/Secure Digital/シリアル/パラレル/モデム(ダイヤルアップ、3Gなど)/WiFi/Bluetooth/赤外線の使用などを禁止できる。USB/PCMCIA/IEEE 1394についてはホワイトリストを作成することも可能だ。
また、SafeGuard Data Exchangeモジュールによる、Windows Explorerと連携したCD/DVDのファイル暗号化にも対応。同モジュールには、メール添付ファイルを暗号化する「Private Crypto」も統合された。
そのほか、管理者用API、SafeGuard Easyからのスムーズなマイグレーションパス、Webベースのヘルプデスクサービスを提供するための「Web Helpdesk」および「Web Self Help」などが提供される。
1ライセンス当たりの価格は、必須モジュールのSafeGuard Management Centerが3200円(税別)から、新規モジュールのSafeGuard Configuration Protectionが2800円(同)から。なお、最低50ライセンスからの販売となる。
今後、ローカル・ネットワーク上のデータをファイル・フォルダレベルで保護する「SafeGuard File&Folder Encryption」や、機密データが未承認で移動するのを検出して阻止する「SafeGuard Leak Proof」といった新モジュールも順次統合する予定。
■ URL
ウティマコ セーフウェア株式会社
http://www.utimaco.jp/
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( 川島 弘之 )
2008/08/20 13:29
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