メタデータ株式会社は8月26日、個人情報を自動で伏せ字にするサーバーソフト「Mextractrプライバシ・フィルタ」を発表した。9月下旬より販売を開始する。
Mextractrプライバシ・フィルタは、日本語テキスト中の個人情報を自動的に抽出し、全部または一部を伏せ字化することで、個人情報を保護するソフト。メールやWebのフォームで受け付けた顧客からの情報や、営業報告など日々企業内に流れる情報に適用できる。マッシュアップ技術により、さまざまな既存システムに容易に組み込めるのもメリット。
数百種類の意味属性の出現パターンをチェックすることで、個人情報を高精度に抽出できるという。伏せ字化の対象を指定することも可能で、例えば「姓のみ」「名のみ」「住所の市町村以降のみ」など一部分だけを伏せ字にすることができる。
活用例としては、社内ブログやSNSなどの記事投稿時に自動で伏せ字化したり、ファイルを共有フォルダに移動した時点で伏せ字化したりと、従来のシステム操作とシームレスに連動させることが可能。
価格は、登録ユーザー数3名のライセンス料が50万円/サーバーから。オプション辞書(会社コード、社員コード、商品コードなど)、オプション機能(施設名や金額表現などの伏せ字など)も、別途見積もりの上で提供する。SaaS版も応相談とのこと。
■ URL
メタデータ株式会社
http://www.metadata.co.jp/
プレスリリース
http://www.metadata.co.jp/news/PressRel080826.htm
( 川島 弘之 )
2008/08/26 16:38
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