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ネットワン、アプリケーションを可視化・制御する次世代ファイアウォール製品


PA-4000シリーズ最上位モデルの「PA-4060」
 ネットワンシステムズ株式会社(ネットワン)は9月4日、米Palo Alto Networksと販売代理店契約を締結したと発表した。これに伴い、次世代ファイアウォール「PA-4000シリーズ」「PA-2000シリーズ」を10月より販売開始する。

 PA-4000/2000シリーズは、アプリケーションの可視化と制御を行うためのアプライアンス製品。トラフィックからプロトコルを検出・解読した上で、パケットの特徴からアプリケーションを特定する「App-ID」機能を搭載し、700以上のアプリケーションを識別できるという。また、あらかじめカテゴリベースで通信ポリシーを定めることにより、新しいアプリケーションの識別も可能。さらに、トラフィックがSSLで暗号化されている際にも、それを復号してアプリケーションを特定する機能を備えているほか、特殊な暗号が用いられている場合には、パケットの特徴からアプリケーションを特定できるとする。

 加えて、Active Directoryとの連携によるユーザー識別に対応。DHCPによる動的なIPアドレスの付与が行われている環境でも、ユーザーを認識できるようにした。またActive Directoryに登録されたユーザーやグループ情報を用いてポリシーを作成することもできるため、アプリケーションの利用状況をグループやユーザーにひも付けて把握し、制御できるとのこと。なお、Active Directoryを利用していない場合のアプリケーション制御は、IPアドレス単位で行える。

 あわせて提供されるオプション「Content-ID」では、URLフィルタリング機能を追加したり、許可したアプリケーションの通信に潜むマルウェアを検知したり、脆弱性に対する攻撃から対象を防御したり、といった機能も利用できる。

 ラインアップは、処理性能にあわせて両シリーズで合計5モデルが用意された。価格は、ファイアウォールスループットが最大500Mbpsのエントリーモデル「PA-2020」で248万4000円(税別)から、ファイアウォールスループットが最大10Gbpsの最上位モデル「PA-4060」は1656万円(税別)から、などとなっている。



URL
  ネットワンシステムズ株式会社
  http://www.netone.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.netone.co.jp/newsrelease/2008/20080904.html


( 石井 一志 )
2008/09/04 12:11

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