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使用不許可USBが接続されたらPCをロックする「USBポートセキュリティ 3.0」


 エムコマース株式会社は9月18日、USBデバイス経由の情報漏えいを防ぐ製品「USBポートセキュリティ 3.0」を発表した。同日より販売を開始している。

 USBポートセキュリティは、社内で許可されていないUSB機器がPCに接続された時点で、瞬時にマシンロックなどの保護動作を行う製品。強制的に作業を中断させることで、重要データの持ち出し・流出を抑制する。

 設定ツールを使って、許可するUSB機器の登録および機器ごとのセキュリティ設定が可能。例えば、USBメモリやCD-Rは禁止して、社内で使っている特定のプリンタのみ接続を許可するといった指定が行える。その方法も、設定ツールのツリー画面上に表示される対象プリンタを指定するだけ。また、機器固有のベンダID、プロダクトID、シリアル番号の識別が可能で、1つのUSBポートに複数のUSB機器を登録できるため、柔軟な運用形態が可能という。

 緊急時の保護動作としては、Windowsログオフ、シャットダウン、再起動、電源オフ、マシンロックの5種類が選択可能。保護動作が実行された際には、発生日時、対象PC名、保護動作種別、対象機器のデバイス名、識別番号などの情報をログファイルに記録することもできる。

 新版では、許可するデバイスをクラス単位(ヒューマンインターフェイスデバイス、大容量ストレージ、プリンタなど)でフィルタ設定することが可能になった。

 また、セキュリティポリシー情報のエクスポート・インポート、および配信に対応。配信機能では、管理端末で一度設定したセキュリティポリシー情報を複数の端末への配信、複製を実現。許可デバイスリストをActive Directoryグループポリシーに応じて各クライアントへ配信することもできる。

 標準価格は、3900円(税別)/ライセンス。初年度テクニカルサポートを含む。既存ユーザーには、バージョンアップキャンペーンを実施する。



URL
  エムコマース株式会社
  http://www.m-commercekk.jp/
  プレスリリース(PDF)
  http://www.m-commercekk.jp/dl_data/release_usbps30_080918_1.pdf


( 川島 弘之 )
2008/09/22 12:44

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