日本ユニシス株式会社は9月24日、「統合ID管理ソリューション」にマイクロソフトの「Microsoft Identity Lifecycle Manager(以下、Microsoft ILM)」をラインアップに加え、提供すると発表した。さまざまな企業のID管理ニーズに対応するとしている。
同社は2007年4月から、米Novellの「Novell Identity Manager」を中核として、ID管理のコンサルティング・構築・運用・保守をカバーする統合サービスを提供している。今回、Microsoft ILMをラインアップに加えることで、より幅広いID管理のニーズに対応が可能になるという。
Microsoft ILMは、Microsoft Identity Integration Server 2003のメタディレクトリとID管理機能をベースにした製品で、情報管理、パスワード管理の統合を実現。WindowsとほかのシステムにおけるID管理を一元的に行うための機能を提供する。
これを活用した統合ID管理ソリューションでは、Active Directoryを中心にした全社的なID統合が実現できるのが特長。従来は他製品との組み合わせが必要であったワークフローなどにも、Microsoft ILM次期バージョンでは対応。パスワード管理機能なども強化され、よりレベルの高いユーザー要求にも対応できるという。
また、システム環境、予算規模に応じた各種ラインアップをそろえるなど、中小企業での適用に向くとする。これにより、情報システム部門の管理工数が削減できるほか、内部統制の強化、情報漏えいリスクの低減、さらには利便性の向上にも寄与するとのこと。
日本ユニシスでは、今後3年間に20億円の売り上げを目指す。
■ URL
日本ユニシス株式会社
http://www.unisys.co.jp/
ニュースリリース
http://www.unisys.co.jp/news/NR_080924_security.html
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( 川島 弘之 )
2008/09/24 15:36
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