エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は10月16日、自社の統合VPNを利用中の顧客向けに、SaaS型マネージドセキュリティサービスを提供すると発表した。その第1弾として、セキュリティ関連機器のログ管理を代行する「セキュリティログ管理サービス」を同日より提供開始する。Arcstar IP-VPN、Group-VPNのユーザーが対象となる。
セキュリティログ管理サービスは、顧客が利用中のセキュリティ機器のログを、国内外問わず、24時間365日体制で監視・運用・管理代行するサービス。NTT Comのセキュリティ専門組織「セキュリティオペレーションセンタ」が顧客ごとのVPNへ直接接続し、閉域網経由のセキュアな環境でセキュリティ機器のログを収集するほか、ログはNTT Comのデータセンターで3年間保管する。収集したログは、セキュリティオペレーションセンタが分析し、セキュリティ上の潜在リスクを可視化するとともに、専門技術者による24時間365日体制のヘルプデスクも提供するとのこと。
またオプションでは、重要なイベントをピックアップ・分析したレポートを3カ月に1度提出する「アドバイザリーレポート」、リアルタイム通知、ログ提出といったサービスも用意した。このほか、UTMのレンタルと保守サービスをセットにして、日々の運用をすべて委託できるようにした「おまかせパック」も提供する。
セキュリティログ管理サービスの価格例は、国内拠点でUTMを5台利用する場合で、初期費用が17万円から、月額費用が30万円から。VPNサービスなどの利用料金は別途必要になる。
■ URL
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
http://www.ntt.com/
ニュースリリース
http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20081016.html
( 石井 一志 )
2008/10/16 18:17
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