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フォーティネットが10G対応UTMブレードを発表、FWは最大182Gbps |
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「不景気の時こそUTMを」とアピール
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ハイエンド向けには、「FortiGate-5000」シャーシシリーズに搭載するUTMブレードの新製品「FortiGate-5001A」を投入。次世代のASICを搭載したことでパフォーマンスを大幅に向上したのが特長で、ブレードあたりの性能はファイアウォール（FW）が2Gbps、VPNが1Gbps、アンチウイルス（AV）が500Mbps。 さらに1台のシャーシに複数のFortiGate-5001Aを搭載することで、一層の性能向上が可能。14枚のブレードを収納できる上位シャーシ「FortiGate-5140」にフル搭載したときのFWスループットは、最大182Gbpsまでスケールアップするという。 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×2、USBポート×2、コンソールポート×1を備える。 併せて、10GbE対応のスイッチハブブレード「FortiSwitch-5003A」も投入。10Gbpsによるバックプレーンスイッチングや負荷分散に使用するもので、10G SFPポート×8、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×2を備えている。 さらに、シャーシファブリックチャネル用の10GbEポート「RTM-XB2」も提供する。これは、バックブレーンを10Gbpsでつなぐための製品。FortiGate-5001Aにオプションで搭載されるRTM（リアトランジッションモジュール）インターフェイスに装着することで、FortiGate・FortiSwitchブレード間における10Gbpsの通信を実現する。 これら一連の新製品群で、UTMの10GbE環境を整備。「主にデータセンターや通信事業者や、HPCを稼働する研究所などをターゲットとする」（マーケティング本部長の西澤伸樹氏）とのこと。
ハイエンドモデルと同様にセキュリティに特化したASICを搭載し、合計10個のポートを備える。コンパクトで設置が容易なほか、定期的更新を自動的にダウンロードするため、システム管理者の負荷を抑えながら、マルウェア、ネットワーク脆弱性、スパム、フィッシング攻撃、不適切なWebサイトの閲覧などを包括的に防げるという。 西澤氏は、「不景気の時こそUTMのチャンス」と見る。「一昔前に音声からデータへ通信の主役交代が起こったように、セキュリティの分野でも、複合型脅威の台頭などの背景を受けてファイアウォールやVPNなどの単体製品は次第に落ち込み、UTMへの主役交代が起き始めている。近いうちに20世紀末から2000年初頭に導入された単体製品のリース期限が訪れる。現状の不景気を思えば、どうせならコストの安いUTMを導入しようという意識が働き、今後UTM市場は伸びていくだろう」と見通しを語った。 ハイエンドUTM市場ではすでに30％以上のシェアを持つトップベンダのフォーティネットだが、今後は、ネットワークセキュリティ分野トータルで30％のシェアを目指す方針という。 ■ ＵＲＬ フォーティネットジャパン株式会社 http://www.fortinet.co.jp/ プレスリリース http://www.fortinet.co.jp/news/pr/2008/pr102008-fg5000series.html http://www.fortinet.co.jp/news/pr/2008/pr102008-fg110c.html
（ 川島 弘之 ）
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