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日本エフ・セキュア、Linux向けウイルス対策ソフトウェアのラインアップを強化


 日本エフ・セキュア株式会社は10月22日、Linux向けセキュリティソフトウェア「エフセキュア Linuxセキュリティ フル エディション」、「エフセキュア Linuxセキュリティ コマンドライン エディション」、「エフセキュア アンチウィルス Linux ゲートウェイ V3.0」を発表した。同日より販売を開始する。

 新製品のうちエフセキュア Linuxセキュリティ フル エディションは、「F-Secure Linuxサーバセキュリティ」の後継として提供される統合型セキュリティソフトウェア。ウイルス・スパイウェア検知、ファイアウォール、不正侵入防御といった機能を備えており、Linuxサーバーをトータルに保護できるという。新製品では、ウイルス検査エンジンの統合や、キャッシングと圧縮ファイル展開ロジックの改良などによってパフォーマンスを向上。また、CentOS V4・V5およびUbuntu V8.04に新たに対応した。初年度の価格はサーバーあたり8万8000円。

 2つ目のエフセキュア Linuxセキュリティ コマンドライン エディションは、マニュアルスキャンのみに対応した、ウイルス対策ソフトウェアの新製品。GUIを持たない、コマンドラインのみの製品で、リアルタイムでのスキャン機能は備えていないが、定義ファイルの自動更新はサポートしている。日本エフ・セキュアによれば、データセンターなどのリモート環境に向くという。初年度の価格はサーバーあたり3万5000円。

 最後のエフセキュア アンチウィルス Linuxゲートウェイは、Linuxプラットフォーム向けのゲートウェイソフトウェアで、メール、Web、FTPなどのウイルス検知と駆除を行え、迷惑メール(スパム)チェック機能も備えている。新版では、Web管理画面を一新して使い勝手を向上させたことに加えて、ログ検索機能の追加、ウイルス検査エンジンの統合による性能向上、スパイウェア検出設定の追加、といった改善が行われた。初年度の価格は、25ユーザー以下の場合で11万7000円。

 なお、いずれの製品にもボリュームディスカウント価格が用意されているほか、次年度以降も継続して利用する場合は、更新料金が必要になる。



URL
  日本エフ・セキュア株式会社
  http://www.f-secure.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.f-secure.co.jp/news/200810221/


( 石井 一志 )
2008/10/22 17:02

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