株式会社スカイコムは10月31日、株式会社明光商会との協業により、文書の印刷・廃棄のセキュリティを強化した印刷文書セキュリティソリューションを提供すると発表した。スカイコムのマルチベンダ対応セキュアプリントシステム「ザ関所」と、明光商会のシュレッダー機器「裁断ログシュレッダー」を連携させて、重要印刷物の印刷・廃棄の一元管理を実現する。
ザ関所は、既存のプリンタをセキュアプリンタにする製品。既存のプリンタに適用することで、本人が取りに行かなければ印刷できない安全な仕組みや、「いつ、どこで、誰が、何を、どう」印刷したか一目で管理できる「印刷ログ機能」などが利用できるようになる。一方の裁断ログシュレッダーは、12月出荷予定の新製品で、「いつ、誰が、何を」裁断したかを記録できるシュレッダー。ICカードによる廃棄者の特定や、他機器との連携など内部統制を意識した製品という。
連携ソリューションでは、文書の印刷から廃棄までの一連のライフサイクルを一元管理できるようにする。具体的には、ザ関所で印刷すると、印刷物を特定するバーコードが自動的に付与される。裁断ログシュレッダーでICカード認証を行い、当該印刷文書を廃棄することで、ザ関所にて「廃棄ログ」として管理される。
これにより、「いつ、どこで、誰が、何を、どう」印刷したかという印刷履歴が管理者機能で確認できるほか、その印刷文書を「いつ、誰が」廃棄したのかまで分かるようになる。また、一部しか廃棄されていない場合は「どのページ」が廃棄されていないのか、廃棄されていない文書は何か、といったことまで検索可能という。
連携ソリューションの価格は、各製品を組み合わせた価格となる。ザ関所の価格が207万9000円から、裁断ログシュレッダーの参考価格が200万円弱。出荷開始は12月を予定。
金融機関・官公庁・自治体・製造業をターゲットに、スカイコムと明光商会の直販およびパートナー経由で販売し、初年度2億円の売り上げをめざすとしている。
■ URL
株式会社スカイコム
http://www.skycom.jp/
株式会社明光商会
http://www.meikoshokai.co.jp/
ニュースリリース
http://www.skycom.jp/news081031.html
( 川島 弘之 )
2008/10/31 12:12
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