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S160
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Sシリーズの特徴
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米IronPort Emailセキュリティ グループプロダクトマネージャー、ニック・エドワーズ氏
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アイアンポートシステムズ株式会社(以下、アイアンポート)は11月14日、Webセキュリティアプライアンス「IronPort Sシリーズ」のエントリーモデル「S160」を発表した。同社の代表取締役社長 原田英昭氏は、「当社は2年前からWebセキュリティにも進出しているが、そのときはターゲットを大規模顧客に絞っていた。今回はSMBにフォーカスした新製品で、プラットフォームも新たに提供する」とその位置付けを説明している。
Sシリーズは、ウイルス対策、スパイウェア対策、URLフィルタリング、アプリケーションのアクセス制御、といった機能を合わせ持つWebセキュリティアプライアンス。メールセキュリティアプライアンス「IronPort Cシリーズ」で培ったレピュテーション技術「SenderBase」をWebセキュリティにも用いてWebサイトの格付けを行い、危険なサイトへの接続をはじめから遮断したり、サイトの危険度によってセキュリティチェックのやり方を変えたり、といった柔軟な対応を可能にしている。
加えて、年々増加する傾向にあるHTTPSトラフィックのセキュリティを確保するため、暗号化をいったんSシリーズで復号し、チェックをかけた後でもう一度暗号化してクライアントPCへ届けるといった機能も搭載する。これをレピュテーション技術とあわせて利用すれば、オンラインバンキングなど、安全度が高いWebサイトとの通信はそのまま復号せずに通し、安全度があまり高くないサイトとのHTTPS通信のみをチェックする、といった柔軟な運用も行えるという。
また、ウイルス対策で実績のあるMcAfee、スパイウェア/アドウェア対策に特化したWebrootの両マルウェア対策エンジンを併用し、マルウェアに対する検知精度を高めている点もSシリーズの特徴。高速スキャニングを可能にするアイアンポート独自のDVSエンジンが複数の解析エンジンをコントロールするため、「高いセキュリティとパフォーマンスのバランスをきちんととることができる」(米IronPort Emailセキュリティ グループプロダクトマネージャー、ニック・エドワーズ氏)。
今回提供されるS160は、従来より提供されているS660/S360の下位モデルとなり、「主に250~300名程度のSMB向けに特化して開発された」(エドワーズ氏)製品。対象規模が小さいことを除けば、上位モデルとまったく同等の機能を備えており、SMBであっても高いセキュリティレベルを享受できるという。
エドワーズ氏が特徴として強調したのは「セキュリティ機能が統合されているので管理がやりやすい」という点で、SシリーズはWeb向けのセキュリティ機能が統合されているほか、各種レポートの生成も容易に行えるため、管理にかかる手間やコストを削減可能。S160だけでなく、Sシリーズ共通の機能ではあるが、管理リソースの少ないSMBを対象とするモデルでは、特に有効に働くとした。
価格はユーザー数や搭載する機能によって変わるが、一例としてハードウェアとURLフィルタリング機能をあわせた250ユーザー向けの構成では、参考価格100万円からとなっている。
■ URL
アイアンポートシステムズ株式会社
http://www.ironport.com/jp/
( 石井 一志 )
2008/11/14 17:04
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