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Safari 3.2がEV SSLに対応-ブラウザ右上に緑色で運営者名を表示


 米Appleは11月13日(米国時間)、Webブラウザ「Safari」の最新版「Safari 3.2」を公開した。

 新版では、Safari 3.1.2以前に見つかった脆弱性を修正するとともに、次世代サーバー証明書「EV SSL」に対応した。EV SSLの特長は、アクセスしたWebサイトの危険性に応じて、アドレスバーの色を変色する点。EV SSLで正しく認証されたWebサイトでは緑色に、フィッシングサイトなど明らかに危険な場合は赤色に変色することで、ユーザーの注意を促してくれる。

 Safariに実装された変色機能では、アドレスバーではなく、Webブラウザの右上(最小化・最大化・閉じるボタンの脇)に表示されたサイトの運営者名が変色される。そこをクリックすれば、証明書の詳細が確認できるのは、ほかのEV SSL対応ブラウザと同様。


右上のWebサイト運営者名が変色する

 このほかフィッシング詐欺対策の機能も搭載された。フィッシングサイトへアクセスしようとすると、「フィッシングサイトの疑いがあります」と警告を表示してくれる機能。メニューバーから[編集]→[設定]を選択肢、[セキュリティ]タブの中に設定項目があるが、デフォルトで有効となっているのでインストール後、即座に利用できる。



URL
  米Apple
  http://www.apple.com/

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( 川島 弘之 )
2008/11/17 18:40

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