株式会社シーピーアイ・リバティー・算法は11月26日、自動暗号化ソフトの新版「TotalFileGuard 2008」を発表した。12月1日より販売開始する。
TotalFileGuardは、ファイルの作成・送信・削除までの全課程を保護対象とする米Secward Technologiesの自動暗号化システム。暗号化は自動的・透過的に行われ、ファイルのフォーマットと拡張子も変更しないため、ユーザーの操作に影響を与えないのが特徴。またビジネスパートナーと特定PCに共通の暗号化・復号機能を与えることができるため、パートナーとファイルを共有しながら、第三者に対する漏えいを防ぐことができる。
新版では、外部パートナー用のエージェントが追加された。外部パートナーとファイルをやり取りする際に有効。外部パートナーエージェントは、暗号化されたファイルを編集・閲覧しても復号しないため、安全な情報共有が可能となる。
また、端末のハードウェアIDを指定し、特定の端末でのみ使用できる機能を追加。エージェント作成時に取得したIDを指定することによって、作成されたエージェントは指定端末でのみファイル復号が可能、といった制御が行える。
そのほか、エージェントのポリシー設定をより細かく制御できるようになったほか、エージェントの一時ローミング中の操作が可能になった。これにより、エージェントがオフラインになっても指定した時間(分単位)はファイルの復号が可能となる。
一時ローミングコマンド閲覧機能も追加された。管理センターからオフライン中のエージェント端末にコマンドを送信できるようになり、また、コンソールから送信したコマンドを確認できる。送信されたコマンドは、エージェント端末がオンライン状態になると自動的に実行される。
参考価格は、5ユーザーで16万円から。
■ URL
株式会社シーピーアイ・リバティー・算法
http://www.cpiinc.co.jp/
プレスリリース
http://www.cpiinc.co.jp/news/pressrelease/2008/11/2600.html
( 川島 弘之 )
2008/11/26 11:55
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