株式会社富士通エフサスは12月1日、入退室認証とPCのログイン認証を連携させる「アクセスマネジメント・ソリューション」において、中小規模向けの「かんたんセキュリティモデル」を追加すると発表した。このモデルでは、利用者のPCごとに特別な認証ソフトを導入せずに済むため、導入コスト・期間を従来比で50%削減できる。
アクセスマネジメント・ソリューションでは、ドアの入退室管理とPCのログイン認証を組み合わせ、強固なセキュリティを確保できるようになっている。これまで富士通エフサスでは、入退室認証とPC向け認証ソフトを「IDリンク・マネージャー」で連携させてセキュリティシステムを提供してきたが、IDリンク・マネージャーにドア入退室の常時監視機能が追加されたため、認証ソフトなしでもPCのログイン認証と連携できるようになったという。
入室時の認証には、手のひら静脈認証などの生体認証、ICカード、テンキーなどが利用可能で、認証にはActive Directoryが必要になるとのこと。またシステムは、常時利用300名規模の環境にまで対応しており、それ以上の規模に拡張したり、PC側の認証を生体情報やICカードなどへ変更したりすることも、IDリンク・マネージャーの設定変更だけで対応できるとしている。
価格は330万円から。富士通エフサスでは、3年間に100システムの販売を見込んでいる。
■ URL
株式会社富士通エフサス
http://jp.fujitsu.com/group/fsas/
プレスリリース
http://jp.fujitsu.com/group/fsas/release/2008/1201.html
( 石井 一志 )
2008/12/01 16:27
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