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キヤノンITS、VMware環境をサポートしたメール暗号化ゲートウェイ新版
キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は12月19日、ゲートウェイ型メール暗号化ソフトの新版「Voltage SecureMail Gateway V3.5」を発表した。同日より販売を開始する。
Voltage SecureMail Gatewayは米Voltage Securityが開発したメール暗号化ゲートウェイソフト。メールアドレスを公開鍵として使用する「IBE(Identity-Based Encryption)」暗号化方式を採用しているのが特徴で、大がかりなシステムを使用せずとも、本文・添付ファイルを含めたメール全体の暗号化や電子署名付与を行えるという。
今回の新版では、動作環境として新たにVMware ESX環境をサポートしたほか、ウィザード形式で必要なパラメーターを入力していける「セットアップ・アシスタンス」を搭載し、システム構築を容易に行えるようにしている。また、管理者向けの画面を強化。よりわかりやすい画面構成に変更したことに加えて、GUIベースの入力フィールドから詳細な設定・カスタマイズを行えるようにした。
さらにオプションを利用すると、特定のサイズを超えた添付ファイルを、SMTPではなくHTTPS経由で配送可能。この機能を利用すると、ユーザーはメールサーバーの制限容量などを気にすることなく、大容量のファイルを送信できるため、利便性が向上する。なお受信者は特別な操作を行わなくとも、通常通りの復号操作で受け取れるとのこと。
価格は100ユーザーで90万円(税別)から。キヤノンITSでは、2010年3月までに6億円の売り上げを見込んでいる。
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URL
キヤノンITソリューションズ株式会社
http://www.canon-its.co.jp/
ニュースリリース
http://www.canon-its.co.jp/company/news/20081219vt.html
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( 石井 一志 )
2008/12/19 14:04
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