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クオリティ、Notes/Dominoに添付されたファイルのアクセス制御ツール


 クオリティ株式会社は1月7日、IBM Lotus Notes/Dominoに添付されたファイルのアクセス制御ツール「DKS Plus for Lotus Domino Direct(以下、DKS-DD)」を発表した。

 DKS-DDは、Lotus Notes/Dominoに特化したファイルアクセス制御ツール。Lotus Notes/Dominoはメールやスケジュールの管理だけでなく、ワークフローを含む文書管理やコミュニケーションツールとしても利用されており、データベースにはオフィス文書などの添付ファイルが多く含まれている。

 そうしたデータベース文書は、Lotus Notes/Domino自身のアクセス制御により保護されている。しかし、データベース文書にアクセスが許可されたユーザーは、添付ファイルなどをローカルPCに持ち出すことが可能で、そこではメール送信や紙印刷ができるなど、何らセキュリティで保護されていないことも多いという。

 DKS-DDは、この問題を補う製品。まず、添付ファイルをすべてPDFで管理し、ダウンロードされた場合に、ファイルにデータベースのアクセス権限を継承させることが可能。これにより、たとえ外部にそのファイルが転送されても、データベースのアクセス権限を持たない人にはファイルを開くことができない。また、印刷権限を与えなければ、プリントアウトも制限することが可能になる。

 ダウンロードされたあとにファイルのアクセス権を変更することも可能で、例えば、退職者が退職前に自宅に持ち帰ったファイルであっても、アクセス権を変更することで無効化できるという。

 ライセンス体系は「クライアント方式」と「サーバー方式」の2つ。前者はユーザーの数に応じてライセンスを購入するもので、比較的ユーザー数が少ない場合に最適。参考価格は、100ライセンスで70万円。後者はライセンス数にかかわらずサーバー単位で購入するもので、ユーザー数が多い場合に最適。参考価格は、500万円/サーバー。

 クオリティでは、年間50サイト、2億円の販売を見込む。



URL
  クオリティ株式会社
  http://www.quality.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.quality.co.jp/company/newsrelease/news_20090107.html


( 川島 弘之 )
2009/01/07 18:02

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