ソフトバンク・テクノロジー株式会社(SBT)は1月15日、マイクロソフト株式会社の監修を受けたメール情報漏えい対策ツール「メール情報セキュリティ強化パック」を発表した。同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。
メール情報セキュリティ強化パックは、メールからの情報漏えいに対策するソリューション。SharePoint Server 2007、Exchange Sever 2007、Outlook 2007に適用することで、セキュリティ機能を強化できるという。
利用にあたっては、Exchange Server 2007にこのツールを組み込み、メール送信に承認が必要な条件を設定。その条件に合致したメールを、あらかじめ承認ワークフローを設定したSharePoint Server 2007へ転送し、そこで承認されたメールのみがあて先へ送信される、といった流れでメールが送られるようになる。これによって、誤操作、もしくは意図的な操作による情報漏えいの防止が図れるほか、ログ監査による不正抑止効果が期待できるとのこと。
また、メール添付ファイルをいったんSharePoint Server 2007に格納した上で、送信メールにはダウンロード用のURLを記載し、受信者にはそのURLをクリックして添付ファイルをダウンロードしてもらう「メール添付ファイルリンク変換機能」も搭載した。この機能では、添付ファイル誤送信による情報漏えいの防止や、メールボックスの容量削減といった効果が見込めるとのこと。このほか、Outlook 2007でのメール送信時に、ポリシーに違反したメールを自動ブロックする「Outlookポリシーチェック」機能も利用できる。
こうした機能は、すでにExchange Server 2007、SharePoint Server 2007、Outlook 2007を利用中のユーザーであれば、追加費用なく導入可能。有償サポートを依頼しない場合は、保守費用も不要となっている。
■ URL
ソフトバンク・テクノロジー株式会社
http://www.softbanktech.co.jp/
ニュースリリース
http://www.softbanktech.co.jp/release/2009/0115.html
メール情報セキュリティ強化パック
http://www.softbanktech.co.jp/solution/si/ms/moss/
( 石井 一志 )
2009/01/15 18:05
|