Enterprise Watch
最新ニュース

データを遠隔消去する「トラストデリート」新版、自社サーバー運用が可能に


 ワンビ株式会社は1月27日、盗難・紛失したPCのデータを遠隔から消去するソフト新版「トラストデリート2.0」を発表した。2月20日から販売を、3月16日から出荷を開始する。

 トラストデリートは、重要なデータを携帯電話やPCから遠隔操作で消去できる製品。HDD内の機密データをあらかじめ消去対象データとして設定。紛失、盗難にあった際に、遠隔からサーバーに消去指示を送るだけで対象データを消去することができる。そのほか、一定時間インターネットに接続しなかった場合に、消去対象データを見えなくする「不可視タイマー機能」、消去したファイルの名前や消去完了日時などを消去確認証明書として発行する機能などを備える。

 新版では、従来のパッケージ版、ASP版に加え、クライアント/サーバー版が登場。自社サーバーで運用できるようになった。これに伴い、権限に応じた複数の管理者登録が可能になっている。複数の設定テンプレートが利用できるため、部署や権限に合わせた設定での運用に対応。このほか、サーバーのデータベースの定期的な自動バックアップや、2台のサーバーによる冗長化構成なども行えるようになった。

 また、数万台規模のクライアントに導入する際に有効な、サイレントインストールおよびクライアントの自動登録に対応。CSVによるクライアント一括登録もサポートした。

 対応サーバーOSは、Linux。Windows Server 2003/2008にも順次対応予定。対応クライアントOSは、Windows XP/Vista。サーバーライセンス(25クライアントライセンス含む)の価格は、初期費用210万円、年間保守費用42万円。追加クライアントライセンスの価格は、ユーザーあたり6300円/年。



URL
  ワンビ株式会社
  http://www.onebe.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.onebe.co.jp/newsrelease/release090127.html

関連記事
  ・ 紛失・盗難PCのデータを隠匿し、遠隔消去するサービス「トラストデリート ASP」(2007/05/30)


( 川島 弘之 )
2009/01/27 13:10

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2009 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.