ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(以下、ウォッチガード)は2月4日、新しいネットワークセキュリティ管理サービス「SECURE FORCE」を発表した。
SECURE FORCEは、企業内に設置したUTM(統合脅威管理)アプライアンス「Firebox X e-Series」のログを、インターネット経由でSECURE FORCEサーバーに保存するもの。ログをリアルタイムにグラフィカルレポート化でき、自社内でログサーバーを立てるよりも詳細な分析が可能になる。ウォッチガードでは「ログ活用方法に詳しくない中小企業などでも使いやすいログ利活用の環境を提供するもの」と、同サービスを説明している。
ユーザーはWebブラウザから、ネットワークの利用状況やスパムメールの割合などのグラフを参照可能。各ユーザーの名前もレポートに記され、「誰が」「いつ」「何をしているか」を把握できるという。
レポートの種類も豊富で、例えばWebアクセスに関しては、インターネットに接続したトラフィック情報やドメイン情報、クライアントPCからのアクセス情報、閲覧ブロックした情報、ブロックされたウイルス情報などが確認可能。スパムメール関連では、受信メールに含まれていたウイルス・スパム情報、送受信メールの添付ファイル名・サイズ・形式などが確認できる。加えて、不正アクセス情報に関するレポートも提供される。
レポートは画面上のボタンを押すことでPDFファイルでの出力が可能。各レポートの期間は日別、週別、月別に変更できる。ログデータは標準で60日間までサーバーに保存されるため、数カ月分のネットワーク運用状況をトレンドとして確認することも可能という。
そのほか、FTPによるファイル転送情報のグラフ表示や、VPNリモートアクセスの監視、および訪問先Webサイトで閲覧した画像の記録などが可能。画像が確認できるため、従業員がどんなWebサイトにアクセスしていたのか一目で分かるとのこと。
価格は、5000円/月から。別途、アプライアンス費用とサポート料金が必要。
■ URL
ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社
http://www.watchguard.co.jp/
プレスリリース
http://www.watchguard.co.jp/press/secure_force_1.html
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( 川島 弘之 )
2009/02/04 17:53
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