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センドメール、総務省のガイドラインに準拠した迷惑メール対策ソリューションパック


 センドメール株式会社は2月18日、総務省の通信業者向けガイドラインに準拠した迷惑メール対策ソリューションパッケージを発表した。3月2日より提供を開始する。

 総務省では、送信ドメイン認証や25番ポートブロックは効果的な迷惑メール対策技術として実用化が図られているものの、当事者(利用ユーザー)の意思に反して通信にかかる情報を利用する行為と解されることから、「通信の秘密の侵害、および差別的取扱いの禁止」が規定されている電気通信事業法に抵触するおそれがあると指摘。しかし、これらの迷惑メール対策技術は、正当業務行為として違法性阻却事由が認められることから適法なものというガイドラインを公開している。

 今回発表された迷惑メール対策ソリューションパッケージは、この総務省のガイドラインに準拠したパッケージ製品。メールゲートウェイシステムの「Mailstream Switch MTA」、セキュリティ管理システムの「Mailstream Manager」「Sendmail Anti-Spam」をベースに、送信ドメイン認証、25番ポートブロックによる迷惑メール対策に必要な設定ファイルやテンプレート、導入コンサルティングで構成される。

 価格はオープン。同社では、迷惑メール対策が遅れている中小規模のISPを中心に提供するとしている。



URL
  センドメール株式会社
  http://www.sendmail.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.sendmail.co.jp/company/press/html/20090218.html
  総務省「送信ドメイン認証及び25番ポートブロックに関する法的留意点」(PDF)
  http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/d_syohi/pdf/summary-j.pdf


( 福浦 一広 )
2009/02/18 12:38

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