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日本ユニシス、設定ミスや委託業者をチェックするセキュリティ評価サービス


 日本ユニシス株式会社は2月23日、「情報セキュリティ実装・運用評価サービス」を発表した。同日から提供開始する。

 同サービスは、情報システムの実装および運用状況をセキュリティの視点から評価し、事件・事故を未然に防ぐことを目的としたもの。情報セキュリティの事件・事故の多くは、情報システムの誤操作や設定ミス、委託業者による漏えいに端を発することから、同サービスでは、ネットワーク構成やサーバーのセキュリティ設定など「情報セキュリティ実装状況」、アカウント管理など「情報セキュリティの運用状況」を細部にわたり調査・評価するという。また必要に応じて、運用を委託している外部業者やグループ企業の情報システムも評価できるため、事件・事故を未然に防止できるとしている。

 調査は、現地での調査とシステム管理者・運用者にヒアリングにより実施する。さまざまなセキュリティ関連基準(ISMSやPCI DSSなど)のほかに、日本ユニシスの情報セキュリティサービス(脆弱性診断サービスや情報セキュリティ監査サービスなど)で培ったノウハウを付加した基準を採用。これらを基に「機密性」「完全性」「可用性」の面からセキュリティ対策が適切かどうか評価する。

 評価結果は、経営者向けの概要レポートと運用者向けの詳細レポートにまとめ、報告会を実施。発見された課題については、業務体系やシステム利用状況を踏まえた上で、実現可能な具体的対策案を提示するとのこと。

 日本ユニシスでは、今後3年間で1億円の売り上げを目指す。



URL
  日本ユニシス株式会社
  http://www.unisys.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.unisys.co.jp/news/nr_090223_security.html

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  ・ 日本ユニシス、情報セキュリティ事故への対応状況を評価するサービス(2008/11/11)


( 川島 弘之 )
2009/02/23 11:39

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