株式会社ラックと株式会社ネクストジェンは3月3日、SIP/VoIP機器のセキュリティリスクを調査する「SIP/VoIPセキュリティ診断サービス」を発表した。同日より提供開始する。
同サービスは、SIP/VoIP(IP電話端末、IP-PBX、プレゼンス・インスタントメッセージシステムなど)のセキュリティリスクを調査するもの。SIP/VoIP機器はインターネット技術をベースとするため、インターネット上で起こる攻撃や脅威の対象になり得る。SIP/VoIP機器に脆弱性があると、通話の傍受、強制切断、発信者の詐称、通信相手の情報改ざん、無言電話による業務妨害、データ大量送出によるSIP/VoIP機器の異常停止などが発生する可能性があるという。
今回のサービスでは、専門エンジニアがオンサイトで対象となる機器に疑似攻撃を行い、発見された脆弱性や懸念事項を報告書にまとめ、報告会を実施する。メニューは企業内を対象にした「スタンダード」と、通信事業者を対象に細部・深部まで診断する「アドバンスト」の2種類。
このほかオプションとして、不正メッセージの大量送信の脆弱性を診断する「DoSオプション」、TCP/UDPポートスキャンやICMPのリクエスト・レスポンスでの疑似攻撃を行う「低レイヤオプション」、2回目以降の報告会を実施する「報告会追加オプション」も提供する。
価格は、スタンダード(サーバー)が127万5000円から、同(端末)が153万円から、アドバンスト(サーバー)が280万5000円から、同(端末)が369万8000円から。
■ URL
株式会社ラック
http://www.lac.co.jp/
株式会社ネクストジェン
http://www.nextgen.co.jp/
ニュースリリース
http://www.lac.co.jp/news/press20090303.html
( 川島 弘之 )
2009/03/03 12:33
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