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m-FILTER Ver.2.5のパッケージ
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デジタルアーツ株式会社は3月9日、法人向けメールフィルタリングソフトの新版「m-FILTER Ver.2.5」を発表した。迷惑メール(スパム)対策や誤送信対策の機能を強化しているのが特徴で、3月16日より提供を開始する。
m-FILTERは、メールの送受信制御やアーカイブ、スパム対策といった機能を提供するメールフィルタリングソフト。各機能を一括して導入することも、個別に導入することも可能で、ユーザーは必要に応じて自社のメールセキュリティを強化することができる。
今回の新版では、メールの誤送信を防ぐ「うっかり誤送信防止機能」を新たに搭載した。この機能は、不注意によるメール送信を防ぐための機能。メールを送信する際、即座に相手に送ってしまわずに一定の保留時間を設けることで、メール作成者が間違いに気付いた場合に、保留時間内であれば当該メールの発信をキャンセルできるようにした。
またアーカイブ機能を提供する「m-FILTER Archive」のみを導入する場合に、既存のネットワーク環境を変更する必要がなくなったほか、eml形式のメールデータをm-FILTER Archiveの利用形式に変換する機能により、m-FILTER導入前に受信したメールの統合も行えるようになったという。加えて、2つのドメインを自動的に判別し、必要に応じて変換する「ドメイン変換機能」を搭載。地方自治体の総合行政ネットワーク(LGWAN)と一般のインターネットメールアドレスの双方を運用しなくてはならない地方自治体などで、利用者の負担を軽減するとしている。
このほか新版では、スパム判定メールの個人管理機能の使い勝手向上、スパム検知率の向上といった強化が行われている。
購入は30ユーザーから可能で、全機能がそろったフルセットでは85万9250円より。なおデジタルアーツでは、2010年3月末までに500社へのm-FILTER導入を目標としている。
■ URL
デジタルアーツ株式会社
http://www.daj.jp/
プレスリリース
http://www.daj.jp/company/release/2009/r030901.htm
■ 関連記事
・ デジタルアーツがメールフィルタソフトを強化、小~大規模までをサポート可能に(2008/06/17)
( 石井 一志 )
2009/03/09 11:39
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