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SOM Creatorの運用イメージ
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アルプス システム インテグレーション株式会社(ALSI)は3月11日、ファイル暗号化ソフトウェア「SOM Creator」を発表した。ファイルを128ビットのAES形式で暗号化する製品で、メール添付ファイルの保護などに利用できるという。販売は同日より開始する。
SOM Creatorは、暗号化ファイルを簡単に生成するためのサーバーソフトウェア。共有サーバー上にある特定の暗号化フォルダへファイルを入れるだけで、暗号化を簡単に行えるほか、ファイルの復号に際しては特別なソフトウェアや環境は必要ない。ALSIによれば、メール添付前に重要なデータを暗号化しておくことにより、誤送信などによる情報漏えいを防止できるという。
暗号化後はexe形式の実行ファイルとなり、実行してパスワードを入力するだけで復号が完了する。またMicrosoft Officeファイルについては暗号化だけでなく、保存・印刷の禁止、閲覧・印刷回数の制限、有効期間の設定といったDRMをかけることも可能になっており、より細かな対応を行える。さらに暗号化のパスワードとDRMポリシーは暗号化フォルダごとに変えられるため、送信先にあわせたポリシーの適用も容易だとのこと。
対応OSは、サーバー側がWindows Server 2003 Standard Edition、クライアントがWindows Vista Business/Vista Ultimate/XP Professional/2000 Professional。またDRM機能は、Word 2000以降、Excel 2000以降、PowerPoint 2000以降に対応する。
価格は1サーバー30万円(税別)。ALSIでは今後、SaaS形態での提供も視野に入れており、初年度は1000サーバーの売り上げを目標としている。
■ URL
アルプス システム インテグレーション株式会社
http://www.alsi.co.jp/
ニュースリリース
http://www.alsi.co.jp/news/somc_090311.html
( 石井 一志 )
2009/03/11 15:52
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