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KCCS、変更管理ツール「Tripwire」と導入・運用サービスをセット販売


 京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)は3月31日、変更管理ソフト「Tripwire Enterprise」と、その導入・運用支援サービスをセットにした「Tripwire PCI DSSファイル整合性対策パック」を発表した。4月1日から提供開始する。

 Tripwire Enterpriseは、システムに加えられた変更を監視し、検知・報告する製品。構成分析とファイル整合性監視を自動化し、セキュリティ強化、コンプライアンス証明、可用性の向上を同時に実現する。KCCSでは、PCI DSSの要件11.5準拠に最適な製品としても訴求している。要件11.5では「ファイル整合性の監視」が定められており、Tripwire Enterpriseの機能がまさに当てはまるほか、PCI DSS専用のポリシー・テンプレートなども用意されており、使用しているシステムが基準に準拠しているか評価も行えるという。

 こうしたことから新製品の対策パックも、主に「イシュア(クレジットカード発行会社)」や「アクワイアラ(加盟店の獲得などを担う会社)」、加盟店やサービスプロバイダに向けて提供していく方針。要件11.5に準拠したTripwire Enterpriseと、ギャップ分析からインストレーション、レポート作成までの導入・運用支援サービスをパッケージ化したことで、短期間での要件11.5準拠の体制作りをサポートするとしている。

 同パックの構成内容としては、サーバー内のファイルに加えられる変更を検知する「Tripwire Enterprise/FS」×5本、ネットワーク機器をエージェントレスで監視する「同/ND」×2本、それらを一元管理する「同/Server」×1本。最大2日の導入支援サービス、最大1日の教育サービス、PCI DSS対応レポート×3種を含む。通常価格は268万円(税別)だが、4月1日~6月30日までは、キャンペーン特別価格として198万円(同)で提供。KCCSでは、年間1億円の売り上げを目標としている。



URL
  京セラコミュニケーションシステム株式会社
  http://www.kccs.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.kccs.co.jp/press/release/090331.html

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( 川島 弘之 )
2009/03/31 17:32

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