HASHコンサルティング株式会社は4月7日、「ウェブ健康診断」の仕様に基づき、Webシステムの脆弱性検査サービスや検査実技教育サービス、セキュリティ要件コンサルティングサービスなどを提供すると発表した。
ウェブ健康診断とは、財団法人地方自治情報センター(以下、LASDEC)により公開された、地方公共団体の提供するWebアプリケーションの安全状況を簡易検査により把握するための診断仕様。精密検査を行う前の抜き取り検査の内容を定めたもので、12項目の診断項目により危険性の高い脆弱性を網羅するほか、診断仕様・判定基準・抜き取り基準が明確に定義・公開されているのが特長。また、無償ツールのみで診断が可能で、本番稼働のサイトを前提とした安全な診断仕様であるという。
HASHコンサルティングは、LASDECの技術アドバイザーとして同仕様の原案策定、各種マニュアルやドキュメントの作成、診断事業者の技術指導などを担当しており、「Webアプリケーション発注者の受け入れテストや、開発側の出荷前テストの仕様として有効。同仕様の普及を通じながら、安全なインターネット社会の実現に貢献する」としている。
具体的には、発注者・開発側向けの診断技術トレーニング、安全なWebアプリケーションの発注支援サービス、開発プロセス改善コンサルティング、脆弱性検査サービスを提供する。価格は、診断技術トレーニングが30万円(税別)から、脆弱性検査サービスが15万円(同)。
■ URL
HASHコンサルティング株式会社
http://www.hash-c.co.jp/
ウェブ健康診断
http://www.lasdec.nippon-net.ne.jp/cms/12,1284.html
ニュースリリース
http://www.hash-c.co.jp/info/20090407.html
( 川島 弘之 )
2009/04/07 17:55
|