KLab株式会社は4月14日、個人情報検出ツール「P-Pointer」を活用した「自宅PC監査サービス」を発表した。
P-Pointerは、HDD内の「どこに」「どのような」機密情報が「いくつ」あるのかを洗い出すツール。これを活用して、自宅PC内・企業所有の機密情報を洗い出せるのが、自宅PC監査サービスだ。
企業内で個人情報や機密情報が管理されていても、それを持ち帰って作業する自宅PCの管理に穴があれば、情報漏えいのリスクはまぬがれない。現在は対策されていても、過去に自宅に持ち帰ったファイルが残っている危険性もある。今回のサービスでは、自宅から専用サイトにアクセスし、exeファイルを実行。簡単に機密ファイルを検索できて、終了報告書も作成される。管理者はログインページのURLとID・パスワードを社員に案内し、報告書の提出確認を行うだけなので、管理コストもかからないとしている。
検索には、KLabが提供するオリジナル辞書を利用。個人情報向けの辞書では「氏名」「人名」「メールアドレス」「電話番号」など、機密情報向けの辞書では「社外秘」「Confidential」「会社名」などから、該当ファイルを特定する。
価格は、アカウント発行作業、ダウンロードページ準備などの初期費用が30万円。ライセンス費用が月額200円/ユーザーで、100ユーザー以上からの契約となる。
■ URL
KLab株式会社
http://www.klab.jp/
ニュースリリース
http://www.klab.jp/press/2009/090414.html
■ 関連記事
・ KLab、検索速度を大幅に向上した個人情報の“棚卸し”ツール(2008/03/14)
( 川島 弘之 )
2009/04/14 17:34
|